求人広告のタイミング

求人広告を出すにあたって、最適なタイミングが存在します。しかしベテランの営業でない限り、そのタイミングを掴むことは困難です。何故なら、職種、性別、年齢、職業経験といった変数が複雑に絡み合って、応募という行動が生まれるからです。例を挙げましょう。あるアパレル会社が店長候補を求めて求人広告を出すとします。広告会社の営業に持ち掛けたのが6月だった場合、新人営業マンなら即座に受注して話は終わってしまいます。しかしベテランの営業マンはゆっくりと時間を掛けます。実際の店舗に連絡して、取り扱っている洋服の種類、従業員の構成・年齢、幹部の勤務年数等を聴き出します。そしてどのような人材を欲しているのかを、具体的に尋ねます。その上で、6月の掲載をキャンセルして、9月前後の掲載を勧めることになります。9月という時期を勧めたのには理由があります。優秀な営業マンは募集内容を吟味して、応募してくる人物像をかなり具体的にイメージすることができます。アパレルショップの店長候補の募集に応募するくらいですから、能力に自信のある女性でしょう。転職を繰り返している人よりは、現在の勤め先で長年勤務した人が応募するはずです。賞与を考えると7月に収入が増える人であること、また女性の退職のタイミングが結婚、出産であることから、夏にまとまった休暇を取るだろうと想定できます。つまり転職活動を開始するのはそれ以後になると予測できるのです。  ベテランの営業マンのアドバイスを信じて9月まで待つことが出来るのかは広告主次第です。仮に待てなくても、営業マンから得たアドバイスはその後の採用活動に活かすことが出来ます。

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